えるこみ > 家計ピンチ乗り越えマニュアル
畠中雅子さん

[Q12] 教育費をかけないと、希望の進学ができない!?

子どもが大きくなるにつれ教育費がかかりすぎる。子どもが小さい間よりも、高校生・大学生がいる家庭に大きな補助をしてほしい! お金がないと、塾などで実力を伸ばすことができず、希望の進学ができない、というのが現実なので。

(45歳)




[A12] 教育は「やり過ぎ/知らなすぎ」に要注意! バランスが大事


■ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さん

今年、長女が大学に入学しました。内部推薦で進学するものとばかり思っていたら、行きたい学部のために一般入試をすると言い、おかげで塾代、受験費用、その他もろもろ、思いがけない出費がありました。確かに高校生・大学生の教育費、本当にかかりますよね。塾に行かないと、受験の情報も得にくいという現実にも直面しました。とはいえ、ファイナンシャルプランナーとして昨今のセンター入試のシステムを知ることができ、今後の相談には役立ちそうです(笑)。


雇用が厳しくなってきている現在、高校を卒業しても就職口が少なく、少子化が進んでいることから、受ければ入れる大学もあるわけで…。そうなると「大学に行かない」という選択が非常にしづらくなってきています。以前は、家計が厳しいご家庭では、無理してまで親の力で大学に進学させなくてもいいのではないかと考えていましたが、社会の環境が変わり、大学くらいまでは親が出してやらないと就職できない状況となってきています。

では、どれだけ教育費をかければ、子どもの実力は発揮されるのでしょう? 私は、主宰している「子どもにかけるお金を考える会」の中で、ひきこもりのお子さんを持つ家庭の生活設計アドバイスを行っているのですが、相談された家庭の多くが、潤沢な教育資金を子どもにかけてきている点が共通項として挙げられます。「教育費をかければ、いい大学に入学でき、さらにはいい会社に就職できる」という、親の認識が、世間とズレてしまっている例です。

一方、極端なまでに子どもの教育に「我関せず」を貫き、ひたすら自分たちの今を楽しんでしまう親も少なからず存在します。結果、せっかく高校まで進学しても卒業が危ういような状況になってしまったり、卒業しても定職に就かず、ニート、ひきこもりで、親子共倒れ…などの例も。

大学を卒業していないと、就職口がないという社会の制度そのものがおかしいという考えもありますが、今の社会にとりあえず適応するためには、ある程度の教育費をかけて、子どもに「教育」という資産を残してやることが、親の務めなのかもしれません。やり過ぎでも、知らな過ぎでもなく、バランスよく教育費をかけていくことが大切です。

バランスよくというのは、簡単にいえば、「出したり・引いたり」。教育費そのものは、自分たちの老後資金と背中合わせになるわけですから、「大学までの学費は出すが、それ以上は自分で」など、子どもとお金について明確に伝えて、線引きすること。「うちには、お金はないので出せない」という旨を伝えることで、子どものお金に対する感覚も芽生えてきます。借金してまで…は、極力避けましょう。


国の子育て支援はかなり充実しており、特に出産前後の補助は相当手厚くなっています。ですが、本当に助けが必要な高校や大学時代の支援は手厚いとは言えません。子育て支援が拡大するのは良いことですが、子どもたちの未来への借金を増やすことにもなりかねず、自分たちの社会保障も脅かす可能性も。国に期待しすぎるのも問題かもしれません。それより親子で将来について、いろいろな可能性を話し合い、家計状況の正直なところを伝え、親が「打ち出の小槌」でないこと理解させることから始めましょう。


畠中雅子さんプロフィル


みんなの意見も聞いて、聞いて!

■うちはまだ子供が小さいので、このまま不況が続くと教育費が心配。そのうち私も働かないといけなくなるかも?(42歳)

■主人の会社のリストラに多少の恐怖を抱えてます。収入を増やすには私が働けばよいのですが、一番下の子が二歳。保育園、幼稚園、小学校の教育費と日々の生活、将来の貯蓄を思うと、微々たる金額でも稼ぎ貯蓄をしたらいいのか?と、先々が不安になってしまうのです。いつこの不況から脱出するのか…(32歳)

■うちは今から教育費が増える時期。まわりを見ていると、いくつも習い事を兄弟とかでさせています。そういうのが目に付くのか、習い事を金銭的に効率よくしていらっしゃるお家があるなら参考にしたい。(35歳)

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畠中雅子さん

[Q11] 増える教育費。公の奨学金や教育ローン制度は利用できるの?

雑誌などで家計やりくりの記事はよく見ますが、他人の家の家計をみても「よそはよそ」って思ってしまいます。うちの場合はどうなの?って、すごく知りたいです。特にこれから増えてくるのが教育費。公の奨学金や教育ローン制度について知りたい。

(38歳)




[A11」奨学金、教育ローンは最後の手段。教育費は計画的に準備を


■ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さん

わが家にも3人子どもがいるので、お気持ちはよく分かります。小学校低学年のうちは、まだ貯蓄を増やせる時期ですが、中学受験、高校受験、大学受験と進むにつれ、教育費負担は重くなります。今は、雇用が厳しく、親としても「ない袖は振れない」と奨学金を頼りにする家庭も少なくありません。

ただし奨学金については、「がんばっても、がんばっても、がんばっても(3回くらい)」無理な人のための制度だと考えてください。また教育ローンも借金なので、自分たちの老後資金を減らすものということを理解した上で、利用しましょう。

他人の家の家計、特に余裕のある家計を見て「よそはよそ」と思えることは、大切です。わが家の場合に置き換えて考える場合、生活設計表を作ることをオススメします。生活設計表とは、家族の年齢とライフイベントを一覧表にして、そのとき予想される出費を書き込んでいくものです。

たとえば、毎月の収入(+)と子どもの受験準備や入学時などの支出(-)を書き入れ、いつ、どれくらいの費用が必要なのかを、ざっくりと年ベースで認識すること。そのために、毎月、いくらずつ貯蓄していくかを把握することです。行動を起こすのが早ければ早いほど(つまり、貯蓄期間が長いほど)、月々の貯蓄額は抑えられますから、さっそくノートに書き出してみましょう。

児童手当などをもらっている場合は、貯蓄用のキャッシュカードを作らない(引き出しにくい)口座に入れておき、貯めていくのもひとつの手。

ライフイベントに変更があった場合は、表を修正すればよいことです。たとえば、わが家の場合。息子が中学受験をやめました。周りのお母さんからは、「せっかく塾にも通っていたのに、もったいない」と言われましたが、まったくそんなふうには思いません。子どもの性格や将来の夢など、いろいろと話し合った結果、公立中学に進むことを選択しただけのこと。おかげで(?)、私立中学3年分の学費が浮き、今年は海外旅行に3回も行けることになりました。


特に私立中学の学費は、3年ないし6年、途中で降りられない船に乗り続けるようなもの。今後の家計の体力、教育方針など、夫婦や子どもを交えて話し合い、先出の生活設計表を見ながら、家族で共有しておけば、当面の不安は解消されていきます。

奨学金も、教育ローンも、今のうちから生活設計をした上で、それでも足りない場合の選択肢として考えましょう。気軽に利用してしまうと、住宅ローンより深刻に老後の生活に響きます。さらには、子どもの負担になってしまうこともあるので、コツコツ貯蓄、学資保険などで計画的に準備しましょう。

畠中雅子さんプロフィル



みんなの意見も聞いて、聞いて!

■この状態がいつまで続くのかが一番不安。これからの子供の教育費関係が不安です。学校の授業料や塾の費用が値上がりすると、いままで計画して預金してきた金額では足りなくなるのではないか。また、金利が低くなったので思ったように増えていかず、足りなくなったときに補てんできるかが、一番の悩みです。(46歳)

■もともと無駄遣いしないよう倹約してきたので、これ以上削る費用がありません。なのに子どもが大きくなるにつれて教育費がかさみ、今後不安を感じます。産むときの助成より、育てるための援助をしてほしいです。(31歳)

■ローンをかかえ、これからますます教育費がかかるし、どんどん食べざかりになるし、支出はきっと増える予定。収入が増えなくて税金や介護保険など減るものばかりで先が常に不透明・・・。(34歳)

■子どもが3人いてるのでますますお金がかかり節約にも限界があります。収入が減ると知らされ貯蓄を取り崩す恐れがある今ですが、金利の高い住宅ローンの繰上げ返済をするか、教育費に置いておいたほうが無難なのか悩むところです。乳児医療を小学生卒業まで延ばすとか少しでも保障を増やしてくれれば嬉しいです。(病気でも医療費がかかると思うと病院に行くのが遅れる)(36歳)


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[Q10] 
今の仕事に不満はあるけれど、子どもが小さくて思うように働けません。

子どもがいるので、パートタイムで仕事をしていますが、もっと働きたい! キャリアアップもしていきたいと考えています。でも、このままだと時間ばかりが過ぎちゃいそう…(38歳)

[A10] 子どもはいずれ手を離れます。それまでの期間をどう位置づけるか、です。

■キャリアアドバイザー・川崎あゆみさん

女性の働き方は、結婚、出産、子育てなど、ライフ・イベントによって柔軟に変化していいものだと思います。一番大事なのは、家族。

 子どもが小さくて、もっと働きたいのに思うように働けないという人に考えてほしいのが、今の状態がいつまで続くのかということ。子どもはいずれ大きくなります。わが家もそうでしたが、ある程度の年齢になったら離れていくものです。その時期が来るまでを準備期間だと思って、職場でのスキルアップをはかり、自分の仕事をこなしていく。そのなかで、小さくてもいいので「私はここにいます!」というメッセージを周りの人に送り続けましょう。
 
 さらなるスキルアップを…と考えている人は、求人情報を見て、求人の市場性を知ることです。つまり、これから必要とされるスキルはなにかを、情報から読み取る訓練をします。自分のことを理解したうえで、具体的に1年後にどうなりたいかを考えてみると、必要な資格やスキルなどが見えてくるはずです。現在、自分は就きたい仕事に就いているか? 苦手意識があるとしたらどう克服するか? 働き方のモデルとなる人を近くで探してみるのもひとつ。

 現状維持を望むこともまたすばらしいことです。習うより慣れろの言葉通り、慣れてしまえばストレスもなく仕事を進めることができるから。無理をしないことが一番です!

 夫から扶養の範囲で働いてほしいという希望が出て仕事をセーブしているのであれば、話し合いをしてみること。時給1000円の仕事が1200円になったら、同じ収入でも働く時間は減らせます。いろいろな可能性を夫婦で話し合うことも、未来を築くための大切な時間だといえます。微妙な夫婦間のことは、お互いが話し合うことでしか解決しません。

 もっと働く=仕事の質を上げることなのか、量をふやすことなのか。今一度自分の気持ちを整理することから始めましょう。どうせなら自己実現の満足度は高いほうがいいのです。思いたったら、やれるとなったら、自分スイッチを「ON」にしましょう。



みんなの意見を聞いて、聞いて!

■今まで納得してこの働き方をえらんできたのですが、今になってみるとこの長いパート生活がよかったのかどうか、考えてしまいます。(50歳)

■40代後半の私ですが、これまでの経験をいかして、出来る仕事はたくさくあるので、会社の若返りとか言って、年配者を邪険にしないで採用してほしい。年寄りの働き難い世の中で不安いっぱいです。(46歳)

■不況不況と言っても、必ず儲かっている企業はあります。求人もあります。不況を言い訳にしているだけのように思えてなりません。(33歳)

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[Q9] 
再就職をするためにはまず何から始めたらいい?

パートの面接に行っても片っ端から落とされ、収入を増やしたいけれど無理。子どもの学校の休みに合わせて働く事ができずに頭を抱えてしまいます。再就職、何から始めたらいいのでしょう。(36歳)


[A9]  自信がない人は、いろいろある再就職講座や相談窓口を探してみよう


■キャリアアドバイザー・川崎あゆみさん

いきなり就職といっても、何からはじめていいか迷うばかり。面接の準備や履歴書の書き方などわからないことだらけ。いきなりフルマラソンではなくウオーミングアップから始めることが大切です。いちがいに働くといってもいろいろな考え方がありますから、周りに流されず自分の目的をはっきり描いて、再就職への道を探しましょう。


「再就職したいのだけれど仕事が見つからない」という人は、職種を今一度確認してみましょう。結婚、出産などで収入を伴う働きから離れてしまっている人も少なくありません。面接の仕方やPCスキル、お客さまへの対応などテクニックが必要な場合もあり、思いたったときに成功するための準備をしておきましょう。


行政関連団体が取材する無料の再就職講座大学の生涯学習講座、数日から数カ月間も開かれる有料の講座まで、女性のための再就職講座はいろいろと用意されています。お金と時間の相談をして、興味があるものに参加してみると少しずつ意識が変わってきます。

 
たとえば、各地のマザーズハローワークでは、無料の講座が開かれています。マザーズハローワーク東京のホームページでイベント情報をクリックすると、託児つきのパソコン講座などが紹介されています。
http://www.hw-shibuya.go.jp/mothers/event/index.html


無料の予約個別相談(キャリア・カウンセリング)などを利用するのもおすすめです。一般的な内容から、「自分の場合は?」に問題を近づけていくことができるから。イベント、相談、いずれも、やむを得ず欠席する場合は、事前に電話を入れるなど社会人としてのマナーを忘れずに。


■家族の理解が得られない場合は…


意外と多いのが、夫が働きにいくことを望んでいないというパターン。しかし、家計を考えると反対ばかりはしていられませんよね。だいたい、夫の言い分としては「家事・子育てがおろそかになる」「別の男性に気をとられないか」などなど。


そんなときは、とにかく「家事はしっかりやる!」「子育ても大丈夫!」と、言い切ってしまうこと。「別の男性に…」は、愚問ではあるものの「あなたが一番!」のアピールが大事。もちろん信頼も裏切らない。そして、お給料が入ったら、ちょっとした目に見える幸せを形に。つまり、毎日の発泡酒をビールに変えたり、初給料に夫へのギフトを用意したり、相手への気遣いさえ忘れなければ、意外とクリアできる例をたくさん見てきました。


とはいえ、楽しく働けないならせっかくのやる気も台無しになってしまいます。最初は、「自分のランチ代くらい稼ごう!」という気持ちからはじめてみてはいかがでしょうか?





みんなの意見を聞いて、聞いて!

■自分も働いて収入を増やしたいが、求人がない。子どもがいながらの働くことの難しさ。なんとか働きやすい社会になってほしいです。(37歳)

■うちは、子どもが4人居て、ますますお金がかかるので私も仕事したいのですが、働ける所もなく、早く景気がよくなって欲しいです。(34歳)

■とにかく自分が働きに出るしか、今はないと考えています。来年 下の子どもの小学校入学を機に 働きたいと思っています。(34歳)


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[Q8]   今って、買い時? 住宅ローンを組む時の心得は?

マンションも価格が下がってきているし、金利も比較的低め…。今って、買い得なのでしょうか。とはいえ、夫のボーナスが出るか、出ないか分からないという先行き不安な面もあります。話題の預金連動型の住宅ローンやほかの住宅ローンも優遇がありそうなので、ぜひ検討したいのだけれど(33歳)


[A8]  家計がOKなら買ってもOK。住宅ローンは固定金利でぶれない返済計画を!


■マネーカウンセリングネットWealthの高田晶子さんコメント

 マンション価格の下落や低金利など、住宅ローンを組むには好機と、メディアでは目にしますが、あくまでローンを組むということは、借金をすること=個人的なことです。情報を鵜呑みにせず、着実に返済していけるように計画を立てましょう。預貯金がない人、返済に不安がある人は、家計の見直しから始めましょう。そこから住宅の購入の検討に入ります。

 最近は預金連動型の住宅ローンも話題になっていますが、すべての人におトクとは言い難い商品です。頭金の1/3(4500万円のローンであれば、1500万円)程度の預金があり、年間100万~150万円程度の貯金ができる人。つまり手元資金に余裕がある人には、大きなメリットが出やすいでしょう。そうでなければ通常の住宅ローンという線で考えましょう。

 住宅ローンを選ぶポイントとして、私はなるべく固定金利を選ぶことを提案しています

というのも、一般的に固定金利よりも金利が低い変動金利を選ぶと、「いつ上がるんだろう、どれくらい上がるんだろう」と、不安を抱えながら、いつも家計とにらめっこ。固定金利を選べば、住宅ローン返済を毎月の出費(固定費)として、年単位で計算に組み入れることができるからです。

たとえば10年固定であれば、10年間は、返済額を確定させて家計を考えることができます。さらに30年間2%台で借り入れができれば、住宅ローンとしては夢のような商品といえます。

仮に、「お金」をその人が持つ「エネルギー」と考えると、面白いことが見えてきます。お金に対する考え方や使い方、計画性や決断のタイミングなど、その人の生き方そのものだったりしませんか? どこにお金を使うか、または使わないかで、ライフスタイルや将来が見えてくるのは、不思議なものです。


年収200万円の人も、資産1億円の人もお金に対する不安や悩みがあることには、そう大きな違いはありません。そんな不安やイライラを減らし、できるだけ長く楽しい時間を過ごすためにも「家」は安心できる場所であるべきです。


住宅を買う・買わない、つまりは住宅ローンを組む、組まないという選択の前に、家族でこの時代を笑顔で乗り切るために何が必要なのかを話し合いましょう。そんな時間の積み重ねがハッピーな未来への布石になるのかもしれませんね。




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[Q7]   住宅ローンの借り換えを検討中。賢い選び方は?

住宅ローンの借り換えをしたい。今、借り換えた方がいいのか、するならどこの銀行がいいか教えてほしい(40歳)
貯蓄を住宅ローンの返済に回したい。しかし、手元にお金がないと今後不安。(36歳)


[A7]  返済額や金利などの関連情報を用意して、金融機関へ行こう!


住宅ローンを見直す目的や効果としては2つのことが挙げられます。

(1)今の返済額が下がる
(2)将来的な返済額(毎月返済額や総返済額)が上がらない


見直しをすることで、(1)(2)両方がかなえられる場合もあれば、どちから一方、または、まったくの効果がない場合もあります。

ここで、チェックをしてみましょう。

□現在の毎月の住宅ローン返済額
□現在の適応金利(%)
□現在の金利は、いつまで続くのか
□金利が変わる場合、いつから、何%になるのか
□変動の場合、店頭金利から何%引きになるのか
□返済期間はあと何年か
□あといくら借入れが残っているのか


上記の質問の回答をメモして、できれば返済予定表も持って、借り入れている銀行以外の金融機関へ行きましょう。

なぜなら、今、銀行は個人の住宅ローンに力を入れているので、相談に行くと、きっと丁寧に説明をしてくれます。長いスパンで見れば、まだまだ低金利。2~3年前に比べて優遇幅が大きい商品も。
(参考) http://www.mc-wealth.com/loan.htm

銀行の窓口に相談しに行くと、知らなかった金融情報や意外な知識を得ることができます。なぜなら、リスクとリターン、メリットとデメリット、金融機関では、両方のものの見方で説明をしてくれるから。

私自身、なにも知らないふりをして、窓口に情報収集しに行くことがあり、目からウロコの情報を得てニンマリすることもしばしば。「知っている」より「知らない」気持ちで話を聞いた方が、情報がたくさん入ってくるものです(笑)。1つの銀行をクリアすると、だんだん理解できるようになり、違う銀行にも行ってみようかな?と思うもの。何行かに相談しに出かければ、その中で納得のいく方法が見つけられるはずです。

★繰り上げ返済には、冷静さをもって対処

借り換え検討後、次なるステップとして繰り上げ返済を検討する人も少なくありません。ただし、この不況の折に手元資金を減らすことになるわけですから、冷静さを持って対処しましょう。

資金に余裕のある人はともかく、現在家計が苦しい人は、ちょっと待って。今後、2~3年をどう乗り越えていくかの見通しが立ってから、繰り上げ返済をしていくようにしましょう。

金融商品は、自分で体験したことそのものが糧になります。わが家の住宅ローンは、現在のままでいいのかしら?と思ったら、すぐに行動を起こすこと。相談は、家計の健康診断と同じことですから、今ある不安は、できるだけ早く解消しておくことをおすすめします。




みんなの意見も聞いて、聞いて!

●住宅ローンの繰上げ返済をするために貯蓄していますが、今後子供の教育資金も必要になり、何を優先し、どれだけあれば安心なのか(39歳)

●住宅ローンの利率を交渉して、見直しに成功しました(43歳)



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[Q6]  学資保険って本当に必要?

2人目が生まれるので、学資保険の見直しをすることにしました。貯蓄とはいえ、2人分の保険料はそうそう掛けられないし…。このままでは、保険貧乏になってしまいそう。そもそも必要なものなのでしょうか?(29歳)


[A6]  学資保険は選択肢の1つ。家族単位で保障全体を考えましょう


保険のかけ方は、千差万別。学資保険が必要かどうかというより、何に使うためのお金かを考えてみましょう。

学資保険の場合、主に大学入学の際に満期を迎えるように貯蓄目的で選ぶ人が多いのですが、中学・高校で私学に行く場合、その時々に大きなお金が必要になってくるので、満期金ばかりに頼ることができません。兄弟姉妹が増える場合も同じことがいえます。


学資保険でなくても、貯蓄性の高い保険はありますし、子どもの病気・ケガの保障についていえば、中学3年生まで医療費がかからない自治体も多くあります。ですから、子どもが生まれたら学資保険に入るというのは1つの選択であっても、ベストとはいいきれません。それよりも、家族単位で保障全体を考えていくべきです。


貯蓄型の保険のいいところは、途中で解約しなければ確実に教育資金や老後資金など目的に合ったお金をふやしていける点です。保険と上手に付き合うということは、いざというときのために備えること。不況に負けない、強い家計づくりに保険の見直しは欠かせません。




みんなの意見も聞いて、聞いて!

こどものための貯蓄や学資保険など、みんながどのくらいかけているのか知りたい。(30歳)


どうしたら、学資保険が出来るのかな?旦那の給料だけでは市県民税も入れないし学資保険も入れないのです。(37歳)


学資保険に入ってるが、あまり意味がないからやめて貯蓄してるという話を聞くのですが、実際どうなのでしょう。学資をやめて入院保険は県民共済にして収支を抑えた方がいいのかなぁと悩み中です。(35歳)




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[Q5]  生命保険料が家計を圧迫! どうやって見直すの?


[A5]  まずは、わが家の保険を「知る」ことから始めましょう


みなさんのコメントを拝見すると、見直し方がわからないという声が多く出ています。見直しの前段階として、まずは家族の保険の証書をすべて用意して、どんなときに、どんな保障が得られるか「確認」することから始めましょう。ひょっとすると、保障の掛け過ぎや、あなたの家族にとっての不足が見つかるかもしれません。そのため、いちがいに月々の保険料を少なくすることがベストでない場合もあります。


今まで、言われるがままに入っていた保険。
今は、自分で選ぶ時代になっています。


そもそも保険は、
(1)死亡したときの葬式代などに充てる「整理資金」
(2)主たる生計者がいなくなったときの「生活費」
(3)子どもがいる場合、社会人になるまでの「教育費」

と、3つの大きな要素を考えて、保障内容を検討します。

整理資金なら500万円くらい必要かな、生活費は月々いくら必要かな、子どもたちの学費は…など、今から一生涯の家族の暮らしをシュミレーションして行くことが、無駄のない保障の考え方といえるでしょう。


死亡保障をはじめ、病気やケガなどによる入院や通院への保障は、特約などで重複している場合がありますから、そのあたりを見直すことで、保険料が下がる場合もあります。ですから、提案されたものをそのまま契約するのではなく、数千種類といわれる保険商品の中から、家族に必要な保障を「不足なく、無駄なく」組み合わせていくことが大切です。


とはいえ、それ自体が難しいことはしばしば。まずは、内容を確認するために、近くの保険の相談窓口に出かけてみましょう。結婚・出産、転職や退職など、暮らしが変わるタイミングでの見直しはもちろん、「更新のお知らせが届いたら」「自分(または夫)の誕生日」「子どもの受験がある年」など、自分なりのきっかけを作って、窓口にでかけてみるのもよいですね。





みんなの意見も聞いて、聞いて!

生命保険ですが、保険のおばさんの言いなりで入り、主人と子ども(1人)で、合計5万も払っています。わが家には大きな出費です。倒産した保険会社もあり 、安い掛け金の他社に変えた方が良いか、悩ましいところです。(48歳)


生命保険の見直し、車検費用と自動車保険を他社と比較の上変更→結構大きいです。(37歳)


死亡保障の厚い生命保険って加入する必要が本当にあるのか?(45歳)


生命保険など見直したいが分りにくい! 今現在、おさえられるとこは、おさえてるつもりだけど、他の人や専門家から見ると甘いとこがあるかもしれない。逆に改善するとこがあるか知りたい!(32歳)


生命保険を終身にかけていますが本当にそのほうがいいか不安なので、どのくらいメリット・デメリットがあるか教えてほしい。(28歳)


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[Q4]  収入をアップするために働きたいけれど、まず何をすればいい?

出費を減らさねばと思いはするものの、実情はなかなか…が本音。収支改善のためには、私が働いて収入を増やすしかない状態です。でも、思ったようには働けません。カリスマがやるようなことではなく、身近に感じられる意見がほしい。


[A4] 試運転は必要。最初は無理をしないで

働くことって、向き・不向きがありますよね。小さな子どもたちが家にいたら、長時間、外に出ることさえも難しい場合も。介護も然りです。ただ、社会に出てお金を得ることは、ちょっと違う世界をのぞいてみようという興味本位で始めてもいいと思うのです。なにごとも試運転期間が必要なので、最初は無理をしないで、できる仕事から始めてみましょう。

たとえば、知り合いの仕事のお手伝いなら、面接で落とされることもないでしょう。楽しいと思ったら続けてみる。ダメなら「ごめんなさい」と言って辞めてもいいのです。とにかく始めよう、とチャレンジする気持ち、ちょっとした勇気が180度違う自分と出会うきっかけになるかもしれません。


みんなの意見も聞いて、聞いて!

私が働きに出ました。日中の水道、光熱費がかからなくなり、朝早くに家事を終わらせようとする事で、電気代が少し減った(割引時間帯に使用)。買い物もまとめてするので、あまりスーパーに行かない事で、無駄使いをしないようになった(37歳)

パートの面接に行っても片っ端から落とされ、収入を増やしたいが無理 子供がいる主婦はどうやって働いているのか 学校の休みに合わせて働く事が出来ずに 頭を抱えてしまいます(36歳)

40代後半の私ですが、これまでの経験をいかして、出来る仕事はたくさくあるので、会社の若返りとか言って、年配者を邪険にしないで採用してほしい。年寄りの働き難い世の中で不安いっぱいです。(46歳)

うちは、子供が四人居て、ますますお金がかかるので私も仕事したいのですが、働ける所もなく、早く景気がよくなって欲しいです。(34歳)

とにかく自分が働きに出るしかないと考えています。来年、下の子どもの小学校入学を機に働きたいと思っています。(34歳)


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[Q3]  とにかく赤字、大幅に改善するにはどうしたらいいですか?

どうしても赤字家計から脱出できません。どうやったら収支がプラスになるかを教えてください


[A3] 保険や通信料のプランを見直そう

どの家庭でも、食費や光熱費などはおおよその金額はわかっていて、節約しながらも削れない、という部分があると思います。それ以外で大幅に改善というなら、ポイントは生命保険や車の保険、携帯電話の通信費などになります。いずれもプラン自体を見直せば、大幅改善も夢ではありません。まず、自分にとって何がどれぐらい必要かを考えて、準備をしてから窓口に聞きに行くことが大事。契約は、その優先順位と意図をしっかり伝えた上で行うこと。「言われるがまま、契約」が、もっとも危険です。


みんなの意見も聞いて、聞いて!

固定費を減らす。携帯のパケ放題変更、クレジットカード解約で年会費、お稽古事の退会、プロバイダの会員解約、車の保険見直しで減額など。(40歳)

月一度か二度しか使用しない車を処分。これだけでも車検、税金、保険、駐車場合わせて年35万円減ります!(32歳)

生命保険と、携帯電話のプランを見直しました。余分かも、と思えるところから、見直すとよいと思いました。(33歳)

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[Q2] 家計簿をつければ家計は改善するの?

以前は家計簿をつけていたけど家計が改善したわけでもなく1年でやめてしまいました。うまくポイントをおさえてつけていればホントに家計は改善するのですか?


[A2] 家計簿は、家計の目標を実現するための道具です

はい、家計簿をつけただけでは、家計は改善しません。家族のお金全体を「支出」「負債」「収入」「貯蓄」に分けて把握するのが家計です。「支出」の中でも、固定の支出にあたる「負債」、つまり住宅ローンや車のローン、キャッシングなどはすぐにでも書き出して、金利の高いものから返済していく手立てを。

家計簿は、「貯蓄額」「旅行の費用」など家計の目標を実現するための道具にすぎません。予算や決算など「カイシャの数字」を仕事で見ている夫も多いので、その力を家計にも役立ててもらえるよう夫婦で知恵を出し合いましょう。家計は、しっかりしている方が握ったほうがいいですよ。


みんなの意見も聞いて、聞いて!

決して改善したとはいえませんが、ビンボーはビンボーなりに家計簿をつけて支出がどれくらいなのか、どういうジャンルのものが支出としてあるのかをきちんと把握することが大事だと思います。(29歳)

主人が買ってくれたDSの家計簿ソフトを使っています。グラフで収支の増減や、費目ごとの額も一目で分かるし、入力も簡単。手書きの家計簿は続きませんでしたが、今はちゃんと続いています。やはり家計簿をつけて家計の現状を把握することが大事だと思います。(33歳)

予算に対して支出がいくらかを常に意識することで無駄な支出を減らすことが出来た(46歳)

国家の予算の無駄も家計と同じ位の危機感を持って、削減に向けて改善し、景気回復への資金等に回して欲しい。(36歳)

主人にどれだけ苦しいか、話をして 2人で家計をやりくり。子どもの塾のこと、買い物は私一人で行かず 主人も一緒に行き、掘り出し物を見つけたり。前よりも会話が増えて、週末が楽しみになりました。(38歳)


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[Q1] この不況、いつまで続くのか・・・不安です。

いつが「底」なんだろうと不安を感じながらも、バブル期を経験していないので、結婚して生活をしていくってこんなモン(余裕がない)なのかな…と妙に楽観している部分も。今後どうなっていくのかな? 生活設計はどう考えればいいのでしょうか?


[A1] 正直、底の見えない状況。今は備えを考えて。

いつまで続くか、今のところ終わりの見えない状況ではあります。この状況が続いても大丈夫なようにしておくには、最低でも【年収1年分】の貯えを現金かすぐ使える形で持っておくこと! 2年分くらいあると安心の域に入るのですが、それはなかなか難しいもの。現金がそれだけあれば、収入ダウンやリストラがあっても、支出を抑えて1年は暮らしていけます。その間に策を講じればいいんです。備えというと、資産運用や保険の積み立てを考えがちですが、それはゆとりの資金で。

みんなの意見も聞いて、聞いて!

うちは主人がフリーランスなので不況でいつ契約が終わるかわからないのでやはり女性は手に職をつけて安定収入を得なければいけないと痛感した(33歳)

主人は自営業ですが、ものが売れなくて困ります。私自身を含めて、消費に関して誰もが財布のひもをかたくしてしまっているので、景気の回復もまだまだでは、と思います。(40歳)

あまり不況と言い過ぎて不安をあおりすぎ。必要以上に倹約しすぎても、返って消費が冷え込んで悪い連鎖になってしまうと思う。(36歳)

世間がリストラや給料カット等で大変だけど、我が家もいつ何時そうなるかと不安です。子供が五人いて、私は資格も何もないので、養っていけるか本当に心配です。(36歳)

貧富の差が一段と激しくなったように感じます。我が家は三人の子供に恵まれましたが、現実は辛抱させてばかりです。この不況は親がちょっとやそっと節約しても追いつけません。もう少し平等に暮らしていきたいなぁというのが実感です。(40歳)

テレビなどであまりにも不況・不況と言い過ぎることで不安や心配が大きくなるように思います。お金は使わないと回らないと思うので使うことも必要だと思います。(45歳)

バブルを体験し、20年近くたった今は、不況を体験。そして、地道に過ごす。10年、20年後は、また良い時代が訪れるように、がんばって良い時代を忘れ、今を乗り切ろうと思ってます。(41歳)


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今回の調査の結果を見ると、今後の経済に不安を感じている主婦の方が97.4%。この数字はもっともなものですね。家計にもじわじわとかげりが見えてくるのは自然の流れ。今は、この状況を乗り越えるための手当てをしておくことが大切な時期です。

そこで、5つのポイントを挙げておきます。シンプルに考えて「収入」と「支出」を把握すること。わが家にどれだけのお金があるのか、どこから、いくら入ってきて、何にいくら必要で、どこに使うのか。あなたの家計のファイナンシャルプランナーは、あなた自身です。


【5つのポイント】
(1)とにかく年収1年分を現金で貯金をする
この不況の折、リストラや収入ダウンがあったとしても、年収1年分が現金であれば、とりあえず1年は暮らしていけます。資産運用はゆとり資金で。

(2)今、いくら負債(ローン)を抱えているのか、再確認を
住宅ローンや車のローン、キャッシングなど、「借金」には早めの手当てを。当然ながら、金利の高いものから見直して、返済していきます。

(3)収入が増やせるのなら、増やそう
固定の支出を見直すのと同じく、収入を増やす手立てがあるなら、やってみましょう。働くことは、視野を広げることにもつながります。合う・合わないがあるので、無理はしない。でも、働いてみる。また、社会人の子どもがいるなら、家計費を入れてもらうなど、知恵を出し合い、家族で乗り越えましょう。

(4)家計を縮める
節約は、あなた一人でやってもストレスになるばかり。簡単なものでもいいので家計簿をつけて、収入と支出のバランスを夫や子どもたちに説明して、一緒に考える機会を。家族のそれぞれが主体性を持てれば、節約自体が楽しくなるはずです。保険の見直しも効果的です。

(5)お金のかからない楽しみを見つける
たとえば、家庭菜園など。仲間と集まって一緒に作業をしたり、気の置けない友人を自宅に招いておしゃべりをしたり、お金をかけずに楽しく過ごす方法はいくらでもあります。真の豊かさとは、人間関係というお金では買えない資産なのかもしれません。

100年に1度の大ピンチともいわれるこの時期、自らの暮らしの中で必要なもの、必要でないものを見極め、取捨選択していく知恵が試される時代なのかもしれません。

荻原博子(おぎわら ひろこ)プロフィール




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