[Q11] 増える教育費。公の奨学金や教育ローン制度は利用できるの?雑誌などで家計やりくりの記事はよく見ますが、他人の家の家計をみても「よそはよそ」って思ってしまいます。うちの場合はどうなの?って、すごく知りたいです。特にこれから増えてくるのが教育費。公の奨学金や教育ローン制度について知りたい。
(38歳)
[A11」奨学金、教育ローンは最後の手段。教育費は計画的に準備を■ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんわが家にも3人子どもがいるので、お気持ちはよく分かります。小学校低学年のうちは、まだ貯蓄を増やせる時期ですが、中学受験、高校受験、大学受験と進むにつれ、教育費負担は重くなります。今は、雇用が厳しく、親としても「ない袖は振れない」と奨学金を頼りにする家庭も少なくありません。
ただし奨学金については、「がんばっても、がんばっても、がんばっても(3回くらい)」無理な人のための制度だと考えてください。また教育ローンも借金なので、自分たちの老後資金を減らすものということを理解した上で、利用しましょう。
他人の家の家計、特に余裕のある家計を見て「よそはよそ」と思えることは、大切です。わが家の場合に置き換えて考える場合、生活設計表を作ることをオススメします。生活設計表とは、家族の年齢とライフイベントを一覧表にして、そのとき予想される出費を書き込んでいくものです。
たとえば、毎月の収入(+)と子どもの受験準備や入学時などの支出(-)を書き入れ、いつ、どれくらいの費用が必要なのかを、ざっくりと年ベースで認識すること。そのために、毎月、いくらずつ貯蓄していくかを把握することです。行動を起こすのが早ければ早いほど(つまり、貯蓄期間が長いほど)、月々の貯蓄額は抑えられますから、さっそくノートに書き出してみましょう。
児童手当などをもらっている場合は、貯蓄用のキャッシュカードを作らない(引き出しにくい)口座に入れておき、貯めていくのもひとつの手。
ライフイベントに変更があった場合は、表を修正すればよいことです。たとえば、わが家の場合。息子が中学受験をやめました。周りのお母さんからは、「せっかく塾にも通っていたのに、もったいない」と言われましたが、まったくそんなふうには思いません。子どもの性格や将来の夢など、いろいろと話し合った結果、公立中学に進むことを選択しただけのこと。おかげで(?)、私立中学3年分の学費が浮き、今年は海外旅行に3回も行けることになりました。
特に私立中学の学費は、3年ないし6年、途中で降りられない船に乗り続けるようなもの。今後の家計の体力、教育方針など、夫婦や子どもを交えて話し合い、先出の生活設計表を見ながら、家族で共有しておけば、当面の不安は解消されていきます。
奨学金も、教育ローンも、今のうちから生活設計をした上で、それでも足りない場合の選択肢として考えましょう。気軽に利用してしまうと、住宅ローンより深刻に老後の生活に響きます。さらには、子どもの負担になってしまうこともあるので、コツコツ貯蓄、学資保険などで計画的に準備しましょう。
みんなの意見も聞いて、聞いて!■この状態がいつまで続くのかが一番不安。これからの子供の教育費関係が不安です。学校の授業料や塾の費用が値上がりすると、いままで計画して預金してきた金額では足りなくなるのではないか。また、金利が低くなったので思ったように増えていかず、足りなくなったときに補てんできるかが、一番の悩みです。(46歳)
■もともと無駄遣いしないよう倹約してきたので、これ以上削る費用がありません。なのに子どもが大きくなるにつれて教育費がかさみ、今後不安を感じます。産むときの助成より、育てるための援助をしてほしいです。(31歳)
■ローンをかかえ、これからますます教育費がかかるし、どんどん食べざかりになるし、支出はきっと増える予定。収入が増えなくて税金や介護保険など減るものばかりで先が常に不透明・・・。(34歳)
■子どもが3人いてるのでますますお金がかかり節約にも限界があります。収入が減ると知らされ貯蓄を取り崩す恐れがある今ですが、金利の高い住宅ローンの繰上げ返済をするか、教育費に置いておいたほうが無難なのか悩むところです。乳児医療を小学生卒業まで延ばすとか少しでも保障を増やしてくれれば嬉しいです。(病気でも医療費がかかると思うと病院に行くのが遅れる)(36歳)
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